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大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう! 第5回 調布航空宇宙センター

調布航空宇宙センター

大人になってだいぶ経つけど、
知っているようで知らないまだ訪れたことのない場所…

そんな場所をシニアコム会員が見学、リポートするコーナーです。
第5回目は、東京都調布市にあります、
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「調布調布航空宇宙センター」。
三鷹市役所の近く、サッカーフィールド24面分に相当する広大な敷地が「調布航空宇宙センター」です。
その一角にある「展示室」で、JAXAが取り組んでいる航空宇宙に関する研究活動について学ぶことができます。
今回もシニアコム会員さんに現場リポートをしてもらいました。
お土産プレゼントもありますので、最後までぜひお読みください!

今回の社会見学リポーターはこちら。

石原 知忠さん(54歳)東京都在住

初めて調布のJAXAに来ました。 この施設の前を何度も車で通ったことはありましたが、入るのは初めて。
筑波宇宙センターには数年前に行ったことがあり、宇宙関連のことはうっすらと記憶がありました。その記憶のため、調布のJAXAも何となく宇宙関連なの?といったイメージを持ってやってきました。敷地内にはロケットの模型などもなく、これからどういったことに触れることができるのか予想はつきませんがとてもワクワクしています。

それでは早速、社会見学スタートです!

施設をご紹介いただくのは…

調布航空宇宙センター見学担当 馬渕さん

調布航空宇宙センターでは、JAXAの数ある研究分野のうち、航空科学技術の研究開発、将来の宇宙開発に向けた先行的な技術開発など、航空宇宙技術の未来を支える研究を日々行っています。

まずは、航空宇宙センターの取り組みについて、ビデオシアターで学びましょう。

「JAXA」とは宇宙航空研究開発機構の名称です。2003年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)の3機関が統合して誕生しました。この調布航空宇宙センターは、1955年(昭和30年)に発足した「航空宇宙技術研究所」という組織を前身としており、60年以上航空機の研究開発をしています。

調布航空宇宙センターに本拠を置く、JAXAの航空分野では、環境、安全、そして将来のための技術を重要なテーマとして研究開発を進めているそうです。
調布航空宇宙センターに本拠を置く、JAXAの航空分野では、環境と安全を重要なテーマとして研究開発を進めているそうです。

ビデオを見て、なんとなくこの施設で行っている活動が分かりました。
ここでは、特に航空機に関連する研究を行っているとのこと。
特に印象に残ったのは、環境との係わり合い、災害時の航空機(ヘリコプターを含め)の役割など、「へぇー」というようなことを研究されています。
環境面で言えば、騒音の問題は切っても切れないもののようで、いかに航空機の移動速度を上げながら、騒音を減らすかという相反することの解を求めているようです。
また、災害時の対応に関しては、どこに航空機を飛ばせば、一番効率よく災害の状況を把握できるのか、また、その情報を元にどういった対策を取るのかを判断できる体制をとるべきなのかなど、地味ですが、大切な研究のようです。

つづいて、飛行機の飛ぶ原理について、試験設備ゾーンでご説明しましょう。

飛行機を開発するのには欠かせない『風洞』の実験装置がこちらです。
飛ぶ機械が「飛行機」というわけではありません。「翼」があるか、というところがポイントです。「翼」がどういう役割をしているかを知るために『風洞』実験が行われます。

『風洞』で空気の流れを作り、翼が飛んだ状態を作ります。
風のスピードを落とすと、飛ぶ力が弱くなります。上げるとラクに飛びます。翼が揚力を受け、飛ぶんですね。
『風洞』だけでなく、今はコンピュータで数値シミュレーションもできます。

飛行機が飛ぶ原理についての説明コーナーです。飛行機を飛ばすには「揚力」というものが必要で、その作用の理解が不可欠のようです。展示では実際の風力の違いによる翼(模型の翼の形をしたもの)の浮き具合を体験できました。風力が上がるとともに翼が上がっていくのを目の当たりにすると少々不思議な感じでした。この揚力により飛行機が飛ぶ(宙に浮く)というの「ふーん」という感じで、風洞という設備で効果的に揚力を実測実験を行うそうです。現在ではスーパーコンピュータによる翼の形を変えた場合に揚力がどうなるかというシュミレーションを行えるとのこと。展示室では、簡単なシミュレーションを体験でき、画面上で自由に翼を変えられて面白いです。どういった翼の形状がいいかが画面上に表示されますが、私が作成した翼ではダメみたいでした。 現状の形が一番いいということでしょうか?

実験用航空機の模型展示もあります。精巧にできていますよ。

実験用航空機「飛翔」
セスナ式 680型
多目的実証実験機 「MuPAL-α」
ドルニエ式 Dornier228-202型
低騒音STOL実験機 「飛鳥」
NAL式 STOL-1型

どれだけシミュレーションや地上試験をしても、実際の飛行試験は欠かせませんので、実験用航空機を所有しています。ディスプレイはどうしたら見やすいか、災害救助の際に、いかに効率よく運用するか、などの実験も行います。

実際の航空機(模型)を見学しました。机上のシミュレーションだけでは不十分であり、実際の実験が必要とのことです。
調布のJAXAでは実験用の航空機(旅客機を改造したものだそうです)とヘリコプターを調布飛行場に隣接した施設に持っていて、実際に飛行して実験を実施。機体の整備期間以外は頻繁に飛ばしているそうです。調布飛行場は滑走路が短いということで、ジェット機による実験は愛知県の小牧空港で実施しているとのことでした。JAXAファンの方がどこからか、飛行スケジュールを知って、見に行っているとのことでした。ファンの意識の高さは芸能人のスケジュールを把握するように凄いと感じました。私はそれほどでありませんが、飛んでいるところを見てみたいと感じました。

それでは、屋外展示の「YS-11」コックピットを見学に行きましょう。

YS-11は戦後初めて開発された、国産中型旅客機です。
日本での運用を考えていたので、短い滑走路でも離着陸ができる、使い勝手のよい飛行機をという発想で開発された飛行機です。これは実際のYS-11退役後の機体で、コックピットも実際に見ていただけます。

コックピットの中はなかなか見られないですよ。多くの計器とスイッチの数がすごいです。
結構せまい空間です。
操縦かんも当時のままですね。

展示室の外に展示してある「YS-11」の先頭部分を見学。
プロペラ機です。コックピットの中も見学しました。
残念ながら、機長席に座ることはできませんでした(破損防止のため)。戦後初の、国産旅客機ということで、失われた航空機製造技術を復活させるという意味からも貴重な航空機だったようです。
機体の断面も見ることができます。部品部分に穴が空けられていますが、これは強度を保ちながらできるだけ軽量化するために行っているということです。
ゼロ戦でもこういったことは行われていたという説明がありました。日本国内の輸送手段として重宝されたようです。商業用としての利用は終了していますが、現在でも航空自衛隊では使用されているそうです。

最後にスペース・ミッション・シミュレータで宇宙ステーションへの操縦体験をしてみましょう。

操縦かんを握って、離着陸のタイミングをうまく計ります。
馬渕さんとても詳しくご説明してくださいました。
本当に飛んでいるような感覚になりました。

宇宙ステーションまでの往復がシミュレーションできます。
エンジンの始動から始まり、途中ランディング・ギアの上げ下げ、ステーションに向かう軌道が画面に表示され、それに沿ってハンドルを操作する動作を行います。
軌道に沿って操縦するのはあまりうまくいかず、少々残念。また、体験時間が少々短く満足感は十分ではありませんが、将来こんなようになるのかということを実感できる内容です。
途中トラブルが発生するプログラムもあるようです。
そうなると商業施設のアトラクションに更に近いものになるのでは?と感じました。
大人でも結構楽しめる体験で模型だけを見るよりも将来の技術が実感できる仕組みだと思いました。

大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう! 第5回 調布航空宇宙センター

まとめ

自宅からこんなに近いところで、最先端技術に触れられる施設があったとは驚きました。ガイドの方から説明があったので、JAXAへの理解も深まりとても楽しい時間でした。
専門知識・用語も多いので、出来るだけ設置してあるビデオなどを見たほうが理解が深まると思いました。
事前予約も不要のようで、休館日でなければいつでも展示室に訪れることができます。最後に「お土産をもっと販売してはいかがですか?」と質問したところ、「スペースの問題や販売業者さんのコストなどもあり売店の設置はむずかしいです。そのため、無人で対応できるガチャガチャしかありません」とのことでした。
ガイドの方の説明を聞いて展示物を見学すると何かほしくなるではないかと感じました。ただ訪問数も見積れず、採算の乗らないのも事実です。
実際の風洞などの実験設備も見学できる機会があればぜひ参加してみたくなりました。そのあたりのことを聞き忘れましたが、多分自衛隊の開放日のような日があるのかなと想像しています。楽しい時間をありがとうございました。

大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう! お土産プレゼント

大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう!第5回「調布航空宇宙センター」にて、リポーターの石原さんに「宇宙航空ガチャ」にチャレンジしてもらいました。
この記事を読んでくださった方の中から、抽選で3名さまに、「宇宙航空ガチャ」プレゼントいたします。

※プレゼントの商品は、調布航空宇宙センター内にて編集部が購入したものですが、商品に関するお問合せなどはシニアコム編集部までお願いいたします。
また、プレゼントいたしました商品は、当該施設にて品切れ、販売終了となる可能性などもございます。今後の購入についての保証はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
プレゼントの商品は選べませんので、ご了承ください。

・応募期間:4/28(木)~5/12(木)

※ご当選された方には、メールにてお伝えいたします。

「宇宙航空ガチャ」 3種類 応募は締め切りました プレゼントに応募するにはシニアコム会員登録(無料)が必要です。

大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう!第6回もお楽しみに!

JAXA調布航空宇宙センター 展示室

〒182-8522
東京都調布市深大寺東町7-44-1
  • ●吉祥寺駅から
    JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」南口下車→(3番乗り場)吉01系統「武蔵境駅南口」行きに乗車→
    「三鷹市役所」下車 徒歩5分
    JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」南口下車→(8番乗り場)吉14系統「調布駅北口」行きに乗車→「航研前」下車
  • ●三鷹駅から
    JR中央線「三鷹駅」南口下車→(7番乗り場)鷹54系統「仙川」行き、または「杏林大学病院」行きに乗車→
    「三鷹市役所」下車 徒歩5分
  • ●調布駅から
    京王線「調布駅」北口下車→(14番乗り場)吉14系統「吉祥寺駅」行きに乗車→「航研前」下車
開館時間
10:00~17:00
(ただし、スペース・ミッション・シミュレータ及びYS-11コックピットの見学は、12:00~13:00の間は休止となります。)
休館日
土・日・祝日、年末年始
入館料
無料
駐車場
無料 若干(満車の場合は入場をご遠慮いただく場合があります。)
見学のお問合せ
電話:050-3362-2600 受付時間:平日 9:30~12:00, 13:00~17:45