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美しく活きる。 第14回

シニアコム編集部がMASTER会員さんにライフスタイルをインタビュー。

大学に入って、井の中の蛙ということがわかった

英語講師をなさっているとか。

英会話は30年くらいになりますね。子供の頃に、父親が外国航路の機関長をやっていたので、いろいろな外国の話を聞いたり、海外のお土産が家にもいっぱいあったんです。ワニのはく製、亀の甲羅、など、外国って不思議だなと思っていましたね。

父は割と早く亡くなってしまったのですが、中学に入ったら英語だけはがんばろうという気持ちでいました。そして高校までは英語の勉強としてはほぼできていたのですが、大学でつまずきましたね…。学校の勉強と、実際の会話のギャップにすごく悩まされました。周りには帰国子女や留学に行っていた子、お金持ちの子も多くて、ほとんどの子が英会話ペラペラで、私はそういう経験がなかったので驚きました。みんな普通にネイティブの先生とコミュニケーションをとっていて、それをずーっと黙って聞いていました。

成績が良いということと、英会話ができるというのは違ったのですね。

恐れ多くも、私はその中に入ってはいけないのではないか、とまで思っていましたね。とにかくペーパーの方は良かったので、英検1級を絶対に大学生のうちに取ると決めて、何回も落ちましたが大学4年生のときにやっと取得しました。

母親が一人で育ててくれたものですから、贅沢は言えないというのが基本にあって、大学も寮でつましい生活をしていました。アルバイトも家庭教師やそろばん塾の先生などをして、地道にコツコツと勉強をして取得したという感じです。英会話も学びたい気持ちもありましたが、回りの子たちのような留学どころじゃなかったですね。

誰も教えてくれないなら、自分でやるしかない!

大学卒業後はどんなお仕事を?

法務省の入国管理局に就職できました!英語を使える仕事ができると思って、「やったー!」という感じでした。

でも、いざ入ってみると、毎日脂汗たらたらでした。全く分からないことだらけなのに、誰も教えてくれませんでしたから。これは自分でやるしかないと思ったんですね。法律を覚えることも、その言葉を英語ではなんと言うのかも勉強しないといけなかったので、家に帰って自分でマニュアルを作って、電話で答えられるようにしていました。大変だったけど、やっぱり楽しかったです。あとは、上司との関係をどう作っていったらいいかも悩みましたね。その頃はまだまだ縦割りの組織だったので、コミュニケーションについても工夫していました。

そこからお子さんができて子育てに?

7年ほど勤めましたが退職し、そこからは2人の子育てと主婦と、で、仕事をしない時期が4年くらいありました。

その間も、英語の先生になる勉強と、エアロビのインストラクターになる勉強をしていました。25歳の頃、腰痛がひどくて、これは運動をしないといけないと、文化センターに入って、ヨガ、ストレッチ、エアロビ、ジャズダンスなどやっていたら、だんだん体調が良くなって、楽しくなってきたんです。2人目の子供が生まれて、その子を連れてスクールに通っている間にスクールの虜になってしまって。「私もインストラクターになりたい」って。そこから勉強を始めました。

暗くしている暇なんてない! 年中笑っています。

「講師」はどのように始めたのですか。

英語の方は、30前半の頃、公園仲間に話をしたら、行こうかしらといってくれた人たちがいて、そのサークルから始まった感じですね。子供を連れながらできたり、子供を幼稚園に預けている午前中の時間を使ったりして教えていました。

あとは子供が家にいてもできるよう、子供たちに英語を教えるとか、ほとんど稼ぎはなかったですけど(笑)。それでも、人づてでだんだん広まって、別の大きなサークルに教えに行ったり、今は、英会話力を求める企業も増えてきて、そういった企業からも、英会話を教える仕事をいただけるようになりました。生徒さんから「先生のおかげでここまでできるようになりました」とか「TOEICのテストの点数が上がりました」とか、何かしらの達成感を得たというのを聞くとうれしいです。さらに、一度辞めて、「やっぱり先生がいいからまた来ました」って入り直してくれる生徒さんがいるんですよ。それもすごくうれしいですね。

特別な集客、宣伝ではなく、人づてて「いいよ」と教えてもらって会うと、より期待値も高いですよね。

ありがたいお話です。エアロビの生徒さんに「前は違うところで運動していたけど、先生が怖くて苦手だった。佐藤先生に教わるようになったら、楽しいことばかりで注意もされないけどこれでいいのかしら」と言われたことがあります。私自身怒られるのがいやなので、怒らないんですよ(笑)。

あとは、まずは無理をしないこと。私が無理なことは生徒さんも無理なのでやりません。無理なくできる範囲で身体にいいことをしたいって思って教えています。自分が健康であること、元気であることからですね。年中笑って教えていますよ!

最後にシニアコムを見てくださっている方々にメッセージをお願いします。

身体を動かすことは脳にもいいしお肌にもいい、もちろん心にもいいんですよ。楽しく身体を動かして、いつまでも若くいたいですね! あとは「ネバーギブアップ」です。最後までがんばれば楽しいことがあります。暗い言葉は考えたり口に出したりしないで、前向きな言葉、ハッピーな言葉をいつも発していたいですね。暗くしている暇なんてありませんよ!