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美しく活きる。 第18回

シニアコム編集部がMASTER会員さんにライフスタイルをインタビュー。

大胆不敵!な高校生でした。

社会に出たのは高校を卒業してからですか。

高校卒業後、銀行に勤めました。今で言うところの都市銀行なのですが、実はぜんぜん入りたくなかったんです(笑)。昔の青田買いの時代だったので、夏休み直前くらいに面接に行きました。受かる気もしないで行ったのですが、就職活動は次もありますので、早く合否を知りたいと思って、後日、その銀行の人事部に電話をかけたんです。「落ちたなら落ちたではっきり教えて下さい。次がありますから。」って(笑)。それではっきりとは先方もまだ言えない状況ですから、「いや、大丈夫ですから…。これでなんとか理解してくださいよ。」と言われました。

そもそも、その銀行は東京駅に本店があったのですが、それすらも知らない状態でしたね。今考えたら本当に大胆不敵なことをしたなと思います。

度胸というか物怖じしないところが良かったんでしょうね。

何をもって採用されたのかという感じでしたし、同級生にも銀行によく入れたね、と言われたりしました。入社して1,2年は、若かったですし、辞めたいなと思うこともありました。それでも、気付いたら30年勤めていました。あっという間でしたね。それで、もう30年もいたんだなぁ、と思ったら、もういいかなと思って50歳を前に辞めました。

その後は、派遣社員に登録して、それまでしたことない職種をいくつかやりましたね。ずっとデスクワークしかしてこなかったので、清掃の仕事、看護助手の仕事、は体力的にすごく大変でした。自分では身体は丈夫のつもりだったんですが、全然だめでしたね。特に看護助手は勤務時間も不規則だったため、ストレスと過労で続けられなくなってしまいました。

やってみないと分からなかった介護

お母様の介護をなさっていたのですか。

母は脳梗塞で半身まひの状態でしたので、父が10年くらい母を介護していました。いわゆる老老介護ですね。でも、父の方が先に他界してしまいました。「母を大切に」というのが最後の言葉でした。遅いのですが、もっと早くに看護助手の経験があれば、父にあんなに苦労をさせなくてもよかったなと思います。

看護助手の仕事は、本当にきつくて大変でしたが、初めはどうすればよいかわからなかった介助ひとつにとっても、学べてよかったですね。身体の向きを変えること、すべての世話の仕方など、看護助手の時の経験を生かして、それから母の介護生活をして昨年看取りました。

今もずっとお仕事をされているのですか。

今はアウトバウンドのコールセンターで働いています。65歳くらいまでは働きたいと思いますね。実は習い事も好きなので、書道やお茶、お華なんかも時々やっています。

あと、今、登録制のエキストラというのもやってるんですよ。最初はCMメインの事務所だったのですが、一緒にやっている人たちにあれこれ聞いて、ドラマなんかにも出られる登録制の今の事務所に入りました。ドラマの現場は、例えばスーパーのシーンで、テレビでよく見る女優さんの後ろで、カートを押して通り過ぎるエキストラとか(笑)。でも、撮影ってこうやってやるんだというのがわかって、面白いですね。今は、一言でもいいからセリフがある役に憧れて、勉強しているんです。端役でもオーディションがあったりするので、そういった役を任されるように、日々勉強ですね。

おもしろそうなことは、積極的にやってみる!

商品モニターなんかにも参加しているとか。

いろんな企業の商品モニター調査にはよく参加しています。特に健康系は積極的に手を挙げています。血管年齢の測定とかもあって、普段病院に行って測ろうと思ったら費用がかかりますからね。

いろんな知らない場所に行けて、知らないことを見られて、自分の身体も診てもらって。おもしろいですよね。

お仕事を辞められた後は、何か考えていらっしゃいますか。

やっぱり書道ですかね。お茶やお華をやっていた時に、お礼ののし袋なんかを準備することがあったのですが、自分の字が下手すぎて、いつも父に書いてもらっていました。父と妹は字が上手でしたが、母と私は下手だったんです。

ある時、妹に「なんで字が上手なの?」と聞いたことがあるんです。そしたら「書くのが好きだからよ。」と単純にそう言われてしまいました。父にも同じ質問をしたら、「自分が上手だと思う人の字を真似した。」と言われました。書道を習いに行ったとき、先生も同じことをおっしゃっていたので、真似するということは書道にとって大切なのだなと思います。今はパソコンがあって文字を書くことが減っているので、書道はいいなと思います。年賀状なんかは、たとえ1枚でもいいから書きたいですね。

最後にシニアコムを見てくださっている方々にメッセージをお願いします。

私は独身でここまで来てしまったので、お孫さんやお子さんのお話などは、正直ついていけないこともあります。もうちょっと気持ち若く持てないかなー、なんて。なので、お一人さま目線で言うと、「独身よ、集まれ―!」って感じですかね(笑)。

50歳を超えて、今、お一人さまの方でも気軽にブログを書けるような場所が、あっていいかなと思います。自分が今考えていること、好きなこと、一生懸命取り組んでいることなど、自由に発信できる場所が、これからもたくさん増えたらいいなと思いますね。そう行った場所で、気軽に言葉を発信していけたらいいなと思っています。