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美しく活きる。 第22回

シニアコム編集部がMASTER会員さんにライフスタイルをインタビュー。

健康運動で全身を動かすことが若さの秘訣!

お若いですね!72歳には見えないです!

「健康運動実践指導者」という資格を25年ほど前にとって、健康運動の指導者を30年ほどやっています。若いころは、いわゆるレジャースポーツというものをいっぱいやって、遊んでいました。スキー、スケート、水上スキー、あとサーキットで走るような車の運転なんかも。でも、やっぱり遊びのスポーツでしたので身体のケアを何もしなかったんです。娘を産んだ後に抱っこできないくらいの腰痛になってしまって、整体なんかにも通っていました。その時に、お友達に誘われて健康体操に行ったことで、全身を動かす、今で言うストレッチなんですけど、それをやったらこんなに身体にいいのかと知りました。若いころはレオタードを着て、エアロビクスなんかもやっていましたね。

それからずっと指導者をなさっているのですか?

今は、神奈川県の大磯町に住んでいるので、町の武道館などで週に3日ほど教えています。生徒さんは60代の方々が多く、ほとんどの方がシニアですね。武道館は、消防署の3階にあるんですよ。昔の建物なので、エレベーターもない、みなさん「この階段が上がれなくなるともうおしまいだね。」なんておっしゃりながら、一生懸命通ってくださっています。20年以上通ってくださっている生徒さんもいらっしゃいます。普通の高齢者の方と比べると、みなさん姿勢がいいですよ。それにとってもお元気でいらっしゃいます。みなさんの喜んでくれる顔が励みになっています!

「やって見せる」ために、毎日毎日練習をした

若いころはどんなお仕事をなさっていたのですか?

父が大学の教授で、コンピューターの仕事もやっていて、ちょうど社会的に各企業がコンピューターシステムを導入する時期でしたので、父の刺激を受けて、今で言う専門学校、システムエンジニアスクールに通い、プログラマーになりました。でも、その後自動車事故に遭ってしまい、仕事を続けるのが難しくなり、3年ほどしか働けませんでした。その後は結婚して専業主婦となりましたが、私が40歳のころ、主人が胃がんで亡くなったんです。その頃、ちょうど健康運動のリーダーの資格をとろうと研修を受けているときでしたから、もうこれで生きていくしかないと思ったんですよね。子育てをしながら「健康運動実践指導者」として続けてきて、あっという間に30年になります。

ご苦労なさったことがたくさんおありでしょうね。

初めは健康運動を習う側でしたから、生徒側としてはもっとこうしてほしい、という要望もあったのですが、なかなか受け入れてもらえなくて。偶然その頃に指導者の養成講座があったので、面白そうだなと思って受けたのがきっかけですね。生徒側と指導者側って180度違いますから、私はもう40代で若くないし大変でした。何より私、身体が硬かったんですよ(笑)。前屈してもつま先に手が届かないくらいで。これではだめだと思い、とにかく毎日柔軟の練習をしました。山本五十六さんの「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。」という言葉を、講座を受けているときに先生から聞きました。やっぱり自分がやって見せないといけない、自分に自信がないと生徒さんに教えることはできないと思い、開脚して前にぺたっとつくまでになりました。

生徒さんの中には若い方もいらっしゃったので、助手として育てて、私の代わりに指導者をできる人をと思って教えたりもしました。自分自身がいつ病気をするかわからないですもの。そのときに生徒さんに迷惑をかけちゃいけないですからね。育てた助手さんから指導者になった方が別の教室を開いたりなどして、広がっていったのはうれしかったですね。

身体にいいなと思うことはなんでもやってみる!

「温泉ソムリエ」の資格もお持ちだとか。

小さい頃はカラスの行水って言われるくらいだったんですけど(笑)。身体を動かす仕事を始めてから、生徒さんのこと周りの人のことばかり考えちゃって、ちょっと疲れた時期があったんです。ゴルフなんかで気分転換したりもしたんですが、その帰りに温泉に寄ったりしていたんですね。そしたらはまってしまって。温泉と言っても、いろんな泉質があって、これはどういうところに効くんだろうとか、どんなふうに入浴するのがいいんだろう、なんて学んでいるうちに資格を取りました。特に秘湯好きなのですが、今でも月に1回は温泉に行きます。お友達と車で運転を交代しながら行ったりしますね。温泉につかって、地球のエネルギーをいっぱいもらって、美味しいものをたくさん食べて帰ってくるんです。私、好奇心が旺盛すぎちゃって、なんでもやってみよう!ってやっちゃうんですよね。

タフですね!他にも今好奇心が動いていることはありますか?

今は、「俳句」をやりたいって思っています。結構難しいんだろうなと思ってるんですけど、テレビで夏井いつきさんの番組を見て、すごく分かりやすいしおもしろそうって思ったんです。それで早速本を買って読んでいるところです。温泉に行ったときに、ゆったりとお湯に浸かりながら…なんて、趣があるのですが、いつになることやらって感じですけどね(笑)。好奇心の一番の根本は、身体にいいなと思うことをやってみたいということなんです。健康オタクじゃないんですけど、健康じゃないと自然体で生きていかれないと思うんですよね。

最後にシニアコムを見てくださっている方々にメッセージをお願いします。

先日、岸恵子さんの朗読劇を観に行ったんです。その際に、岸さんが「人生七掛け」だとおっしゃったんです。私も昔から、歳相応とか、歳甲斐もなくとか、いい歳してとかそういう言葉が嫌いだったんですよね。その時に岸さんのお言葉を聞いて、これいただき!と思いました。まだまだやりたいことがいっぱいあるし、「人生七掛け」って考えれば、私なんてまだ50代ですよ!

健康のために身体を動かして、それを生徒さんに教えることで笑顔をたくさんもらって。本当に幸せなお仕事に携わっていると思っています。仕事が続けられるうちは、がんばって働きたいですね。自分が好きなことをして、社会参加ができるのが一番だと思いますが、お仕事でもボランティアでもよいので、今自分ができることを精一杯して、「人生七掛け」で楽しんでいきましょう!